子供の治療の流れ
子供の診療の流れについてご説明します
当院の診療システムについて
メディカルトリートメントモデルというシステムを取り入れています。
メディカルトリートメントモデル(MTM)とは、初期のリスク評価から、個々の患者さんに合わせた予防プログラムの立案、最小侵襲治療などを行い、定期的なメインテナンスに至るまでの流れです。
メディカルトリートメントモデル(子供編)- 初診での来院 – (診療目安:約60分)
1. 受付・問診・口腔内チェック
まずは歯科衛生士がお子様の
問診と口腔内チェックを致します。
2. サリバテスト
個々のお子様のう蝕・歯周病のリスクを把握するために、
唾液の検査を行います。
3. 口腔内写真撮影
診療前の口内の状況を視覚的に確認できるように
口腔内写真を撮影します。
4. 院長の口腔内チェック(必要に応じて)応急処置
すぐに治療が必要な歯があった場合には、
院長が応急処置を行います。
5. データ入力
その日に実施した診療の結果をいつでも
確認できるようにデータとして入力します。
初めて来院いただいた日にわかった情報をもとに、
ひとりひとりのお子様にあった予防プログラムを立案します。
おつかれさまでした。初日の診療はここで終了です。
メディカルトリートメントモデル(子供編)- 来院2日目 –
来院2日目です。
初診時の検査の結果をお子様とご両親の方にご説明します。
まずは自分のお口の中をしっかりと知ってください。
虫歯の原因が個人個人で違えば、予防法もそれぞれ違うのです。
2-① 総合評価と今後の治療方針の説明
検査の結果をもとに今後の治療についてお子様とご両親の方にご説明します。
2-② 治療(必要に応じて)
必要に応じて初期治療(バイオフィルムの除去やブラシ指導)を行います。
2-③ データ入力
当日行った治療内容のデータを入力します。
初めて来院いただいた日にわかった情報をもとに、
ひとりひとりのお子様にあった予防プログラムを立案します。
メディカルトリートメントモデル(子供編)- 来院3日目 - 治療
来院3日目です。
3-① 治療(必要に応じて)
初期治療(TBIやバイオフィルム除去)が終われば虫歯の治療に入っていきます。
メディカルトリートメントモデル(子供編)- 説明2回目 -
すべての検査と治療が終わりました。
初期の時期から再評価の時などの比較を、グラフなどを使ってご説明します。
治療毎に入力されているデータや写真を使い、以前と比較して口腔内の環境がどのように改善されているかをお子様とご両親の方に説明いたします。
データをもとに今後の予防治療についてプログラムを再確認します。
メディカルトリートメントモデル(子供編) – メンテナンス - (3~6ヶ月に一度)
これまでもご説明してきました通り虫歯の予防にはしっかりとした正しい歯磨きが大切です。
永久歯が生えてくる前にしっかりと習慣づけ、大人になっても虫歯のないお口になれるよう 日頃の歯磨きを心がけさせてください。
5-①口腔内審査
虫歯のチェック、歯磨きのチェック(PCR)、歯周検査をします。
5-②TBI・ホームケア指導
虫歯の一番の予防は歯磨きです。
小さな頃から正しい歯の磨き方をくり返しお子様に教えて歯磨き指導を行います。
5-③PTC・PMTC
専用の器具を使い、歯のクリーニングを行います。
普段の歯磨きでは取りきれない汚れをきれいにします。
5-④フッ素塗布
フッ素を歯の表面に塗り歯を強く丈夫にします。
5-⑤データ入力
当日行った治療内容のデータを入力します。。
ここまで、細かくメディカルトリートメントモデル(MTM)について説明してきました がいかがでしたでしょうか?
歯は、虫歯や歯周病になってから『治療』を行うのではなく、病気になる前からの『予防』が大切 なのです。
海外の歯科先進国と比べて日本人の口の中は問題が多いといえます。
現在の歯科医院は私たち「浮田歯科医院」をはじめ、治療を行う医院から予防の為に足を 運んで頂ける医院へと変わろうとしています。
メディカルトリートメントモデル(MTM)にご理解を深めて頂ければ幸いです。