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浮田歯科医院
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顎関節のトラブル解決への取り組み 「顎の痛みがあり、口が大きく開けられない」そんな長年の悩みを抱えている方も、当院ではCTや画像診断を用いて噛み合わせと顎関節の状態を精密にチェックし、運動療法と適切なリハビリテーションを […]

噛み合わせ・顎関節症治療

顎関節のトラブル解決への取り組み

「顎の痛みがあり、口が大きく開けられない」そんな長年の悩みを抱えている方も、当院ではCTや画像診断を用いて噛み合わせと顎関節の状態を精密にチェックし、運動療法と適切なリハビリテーションを通じて、顎関節の可動域を改善し、痛みを軽減するカスタムマウスピースをご提供しています。
その結果、数ヶ月で開口障害を克服し、痛みが消失した事例もあります。
噛み合わせの不調から始まる顎関節症には、矯正治療を含む根本的なアプローチが必要です。当院では、患者様と共に長期にわたる治療プロセスを歩み、信頼を基盤にしたサポートを提供しています。
一人で悩まず、まずは当院にご相談ください。共に解決の道を見つけましょう。

顎関節のトラブル解決への取り組み

顎関節症とは

顎関節症は、顎の関節に関連する病気です。
顎が鳴ったり痛んだり、口が十分に開かないなどの症状があると、顎関節症である可能性が高いです。
顎だけでなく、首の痛みや頭痛を伴うこともあり、診断が難しい疾患です。
一般的には歯科での治療が中心ですが、症状が重い場合や治療が複雑な場合は、大学病院の専門科で対応することもあります。
また、噛み合わせの問題から顎関節症が起こることもあり、その場合は矯正歯科での治療が考慮されます。
特に若い女性に多く見られる顎関節症は、症状によって治療の必要性が変わります。
単に顎が鳴るだけで痛みがない場合は、治療の必要がないこともあります。
顎関節症の理解を深めるためには、関節内で起こる変化やその原因を知ることが重要です。

顎関節の内部構造と動き

顎関節は、耳のすぐ前に位置し、側頭骨と下顎骨の顆頭で構成されます。
この2つの骨の間には、関節円板というクッションのような組織があり、顆頭を支えて動きをスムーズにします。
関節円板は、骨と骨の間にサンドイッチされ、前後に動くことができるため、顎の動きを助けます。
顎を開ける時、顆頭はただ回転するだけでなく、斜面に沿って前方へスライドします。
閉じる時は、元の位置へ戻りつつ回転します。
この複雑な動きにより、私たちは咀嚼や発音などを自由に行うことができます。
顎関節の関節円板は、顆頭と常に連動して動き、顆頭が関節窩内で安定して動けるようにしています。
このように、顎関節は非常に複雑な構造であり、正常に動作することで、日常生活のさまざまな動作がスムーズに行われます。

噛み合わせと顎関節症の関係

多くの人が考える「悪い噛み合わせが顎関節症を引き起こす」という考えについて、実はその答えは一概には言えません。
たしかに一部の患者様は、噛み合わせを治すことで顎関節症の症状が改善することもありますが、全ての人に当てはまるわけではありません。
実際には、噛み合わせが悪い人全てが顎関節症になるわけではなく、また、顎関節症を患っている人が全員噛み合わせの問題を抱えているわけでもありません。
すなわち、噛み合わせの問題と顎関節症は必ずしも直接的な関係があるわけではないのです。
そのため、歯並びを治しても、顎の痛みや不調が必ず解消されるとは限りません。
矯正歯科で治療を受ける際は、噛み合わせと顎関節症の関係を正しく理解し、適切な期待を持つことが重要です。
インターネット上には矯正治療によって顎関節症が必ず治るという過剰な情報もあるため、専門家としっかり相談し、個々の状態に合った治療方針を決めることが大切です。

噛み合わせと顎関節症の関係

顎関節症は若い女性に多いとされていますが、噛み合わせの問題は年齢や性別を問わず発生します。
歳を重ねると歯周病や歯の喪失によって噛み合わせに問題が生じやすくなり、高齢者の方が噛み合わせの問題を抱えることも珍しくありません。
しかしながら、噛み合わせが悪いからといって必ずしも顎関節症になるわけではなく、その間には直接的な因果関係は認められません。
このことは多くの研究によっても裏付けられています。
噛み合わせの問題が顎関節症を直接引き起こすとは限らないとしても、噛み合わせを適切に管理することは重要です。悪い噛み合わせを放置することが顎関節症のリスクを高める可能性もあるため、噛み合わせに問題がある場合は注意が必要です。
また、適切でない歯科治療が将来的に顎関節症を引き起こすリスクを増加させることもあるため、治療計画の慎重な検討と適切な実施が求められます。

顎関節症の多面的な原因

顎関節症は単一の原因ではなく、さまざまな要因が絡み合って発生する多因子性の疾患です。
主な原因としては以下が挙げられます。

  • 関節円板のズレ(転位)
  • 不適切な噛み合わせ(不正咬合)
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 頭頸部の筋肉の過度の緊張
  • 悪い生活習慣(例:偏った食事、頬杖、うつぶせ寝など)
  • 精神的ストレス

これらの要因が互いに影響し合い、個々の耐久力を超えたときに顎関節症が発症すると考えられています。
たとえば、普段は正常な噛み合わせを持っていても、関節円板のズレと夜間の歯ぎしりが重なり、顎関節に過剰な負荷がかかることで顎関節症を引き起こす可能性があります。
特に歯ぎしりは、起きているときに比べて発生する力が約2~4倍も強く、長時間にわたるため、顎関節症を引き起こすリスクが非常に高いとされています。
実際、歯ぎしりは顎関節症の発症リスクを50~70%高めるとも考えられています。
顎関節症の原因は多岐にわたり、それぞれが顎関節症に与える影響の度合いは異なりますが、具体的なリスクの大小はまだ完全には解明されていません。
矯正治療など噛み合わせの改善が顎関節症の予防や改善につながることもありますが、それだけがすべてとは限らないため、顎関節症に対するアプローチは多角的に考える必要があります。

顎関節症と矯正治療の関係

矯正治療は噛み合わせを改善し、頭痛や肩こりの軽減に役立つことがありますが、顎関節症の治療としては必ずしも必要ではありません。
噛み合わせの問題が顎関節症に直接関連していないケースも多いため、矯正治療を行う際には慎重な判断が求められます。
特に矯正治療は時間を要するため、すぐに改善を求める顎関節症の治療には向かないことがあります。
初期段階では、マウスピースを使うスプリント療法や消炎鎮痛剤による治療が効果的です。
スプリント療法では、就寝時にマウスピースを装着し、顎関節や歯への負担を軽減します。
この方法は即効性があり、多くの患者が症状の緩和を経験しています。
矯正治療を考える際には、見た目の改善を主な目的とし、顎関節症のリスク軽減を副次的な効果として捉えることが重要です。
ただし、矯正治療には健康保険の適用外ですが、スプリント治療や薬物治療には保険が利く点も考慮に入れると良いでしょう。

顎関節症と矯正治療の関係
スプリント療法

顎関節症の早期対策として、専用のマウスピースを装着するスプリント療法を推奨します。
このマウスピースは、顎関節への負担を軽減し、症状の悪化を防ぎます。
さらに、健康保険が適用されるため、経済的な負担も少なく済みます。
ただし、顎関節症は多くの原因によって引き起こされるため、マウスピースだけでは改善しない場合もあります。
そのような場合は、口腔外科での詳細な検査と専門的な治療が必要になることがあります。
必要に応じて、適切な専門医をご紹介します。
また、睡眠時無呼吸症候群を診断された方には、症状の改善に役立つマウスピースを作製することも可能です。
こちらも健康保険が適用されますので、ご安心ください。

なんとなく感じてる違和感を解決しませんか

顎関節症の治療は、個々の症状と原因に応じたアプローチが必要です。
適切なマウスピースの使用や、必要に応じた口腔外科の専門治療を通じて、痛みの軽減と機能の改善を目指します。
噛み合わせと顎関節の健康は全身のバランスに影響を及ぼすため、早期の対応と継続的なケアで、生活の質を高めることが可能です。
私たちは、患者様一人ひとりの状況に合わせた最適な治療計画をご提案し、健康で快適な毎日へと導きます。

なんとなく感じてる違和感を解決しませんか
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